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2016年12月22日

健康なお口の中では、脱灰 と 再石灰化 という現象が常に繰り返し起こっています

脱灰とは、歯や骨などの組織を溶かすことをいいます。 再石灰化とは、一度脱灰したところにもう一度石灰化(カルシウムの沈着)が起こることです。このバランスが崩れて再石灰化より脱灰が多く起こるようになると、虫歯が発生します。 虫歯にはC0~C4の段階があり、段階によって症状が進んでいきます。 症状が進めば進むほど、治療の期間も長くなり、結果的に費用もかかります。 また、 一度虫歯になると自然治癒することはありません。 そのため、早期治療が大切です。
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虫歯の進行
1<症状>
歯の表面が溶け始めた状態です。この段階では痛みはありません。虫歯になりかけている部分には白斑が生じます。<治療方法>この段階では、元の歯の状態に戻すことが可能です。クリーニングで清潔にし、フッ素塗布で再石灰化を促します。

2<症状>
歯の表面(エナメル質)が溶けて虫歯になっている状態です。神経は通っていないので痛みがなく、自覚症状もありません。歯の表面にツヤがなくなり、茶褐色になることもあります。<治療方法>この段階では、再石灰化で治癒することはできません。虫歯の箇所を削り、詰め物をして保護します。比較的短時間で終了します。

3<症状>歯の神経に近い象牙質まで虫歯菌が進行した状態です。冷たさや熱さで歯がしみます。虫歯になった箇所は黒っぽくなり、肉眼でも穴が確認できます。
<治療方法>通常、麻酔をして虫歯の箇所を削ります。削った箇所の型を取り、1回目の治療は終了です。詰め物が完成するころ再度ご来院いただき、装着します。詰め物の完成は通常1週間程度かかります。

4<症状>虫歯菌が神経にまで達した状態です。唾液を飲みこむだけでも痛みがあります。<治療方法>まず更なる細菌の侵入や痛み、歯の根っこの外への感染を防ぐため、歯の神経を取り除きます。十分に消毒した後、歯の神経の跡に芯(コア)を立て、その上に被せ物を装着します。治療は長時間かかります。
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5<症状>歯の形が崩れて根だけが残っている状態です。菌が神経にまで浸食しており、腐敗して膿も出てきます。歯ぐきにも強烈な痛みが発生します。
<治療方法>根の状態にもよりますが、抜歯するケースがほとんどです。抜歯した箇所には、インプラントや入れ歯、ブリッジなど欠損を補う治療をします。

Posted by koikerina  at 17:22 │Comments(0)

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