2016年12月15日
歯周病を放っておくとどうなりますか?
歯周病と全身疾患
糖尿病や白血病など、いくつかの病気は歯周病を悪化させる事が知られています。 このことから歯科では、多くの歯で急速に歯周病が進行した時には、全身的な病気の可能性を疑うことがあります。また、病気が歯周病を悪化させる事とは別に、歯周病がさまざまな病気の進行に関わっている事が、最近明らかになってきました。歯周病の原因菌が作り出す毒素が、インスリンの効力を低下させて糖尿病にかかりやすくなる他、動脈硬化を起こして心筋梗塞や狭心症を起こしやすくなったり、子宮を収縮させて低体重児早産になりやすいことなどが指摘されています。また介護の現場では、歯垢が唾液と共に気管支に入り、肺の炎症を起こす誤嚥性肺炎になるお年寄りの増加が問題となっています。
歯周病を放っておくと
歯周病が進行してくると、歯と歯肉の間の溝が深くなって歯周ポケットができます。歯周ポケットの中は細菌で充満して炎症が起こっており、内面は潰瘍になっています。全ての歯が中程度の歯周病になっていて、深さ5、6mmの歯周ポケットができているとしたら、その面積を合計すると8cm四方にも相当します。粘膜の表面に潰瘍ができて、しかもその表面には細菌がびっしりと付いており、この状態が何年も続いているのですから、細菌の毒素が体の中に入って、色々な病気を引き起こす事は想像できると思います。
歯周病は現代病
ブラッシング不足、喫煙、ストレス、食生活などの環境因子が原因となる歯周病。生活習慣病でもあると同時に、糖尿病や心臓疾患、思春期や更年期の女性ホルモンの影響、遺伝などの生体因子もリスクファクターとなります。かかりやすく、他の病気も誘発する、大変厄介な歯周病は、現代病そのものと言えます。歯周病を放置することは、歯だけの問題にとどまらず、寿命を縮める事になるかもしれないのです。健康を維持するためにも、歯周病の治療を行って歯周ポケットの細菌を除去する事が重要と言えるでしょう。少なくとも糖尿病や狭心症がある人は、しっかりと歯周病の治療をしておいたほうが良いでしょう。
糖尿病や白血病など、いくつかの病気は歯周病を悪化させる事が知られています。 このことから歯科では、多くの歯で急速に歯周病が進行した時には、全身的な病気の可能性を疑うことがあります。また、病気が歯周病を悪化させる事とは別に、歯周病がさまざまな病気の進行に関わっている事が、最近明らかになってきました。歯周病の原因菌が作り出す毒素が、インスリンの効力を低下させて糖尿病にかかりやすくなる他、動脈硬化を起こして心筋梗塞や狭心症を起こしやすくなったり、子宮を収縮させて低体重児早産になりやすいことなどが指摘されています。また介護の現場では、歯垢が唾液と共に気管支に入り、肺の炎症を起こす誤嚥性肺炎になるお年寄りの増加が問題となっています。
歯周病を放っておくと
歯周病が進行してくると、歯と歯肉の間の溝が深くなって歯周ポケットができます。歯周ポケットの中は細菌で充満して炎症が起こっており、内面は潰瘍になっています。全ての歯が中程度の歯周病になっていて、深さ5、6mmの歯周ポケットができているとしたら、その面積を合計すると8cm四方にも相当します。粘膜の表面に潰瘍ができて、しかもその表面には細菌がびっしりと付いており、この状態が何年も続いているのですから、細菌の毒素が体の中に入って、色々な病気を引き起こす事は想像できると思います。
歯周病は現代病
ブラッシング不足、喫煙、ストレス、食生活などの環境因子が原因となる歯周病。生活習慣病でもあると同時に、糖尿病や心臓疾患、思春期や更年期の女性ホルモンの影響、遺伝などの生体因子もリスクファクターとなります。かかりやすく、他の病気も誘発する、大変厄介な歯周病は、現代病そのものと言えます。歯周病を放置することは、歯だけの問題にとどまらず、寿命を縮める事になるかもしれないのです。健康を維持するためにも、歯周病の治療を行って歯周ポケットの細菌を除去する事が重要と言えるでしょう。少なくとも糖尿病や狭心症がある人は、しっかりと歯周病の治療をしておいたほうが良いでしょう。
Posted by koikerina
at 17:28
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