歯周病は現在では予防できるようになっています

koikerina

2017年02月21日 17:38

しかし日々の生活に追われ放置したままではないですか?  ここでは歯周病を放置しておくと、どのような進行をしていくのかをご説明します。

初期
歯周病は歯と歯ぐきの境目にプラークが溜まることから始まります。 プラークは細菌の集まった塊で、歯と歯ぐきの間に進行する際に歯肉はそれを防止しようとします。このことから歯肉が腫れ、これを歯肉炎といいます。 初期の段階では、適切なケアと定期的なチェックにより比較的容易に、完全に治すことが出来ます。
歯科用ユニット
中期 
歯肉炎が進行すると歯根膜が破壊されます。 その結果、歯と歯ぐきの間に隙間が出来ます。この隙間のことを歯周ポケットといいます。 歯周ポケットは手入れが難しいので、プラークが溜まりやすくなり、進行も早くなります。 プラークが放置されると歯石と言われる軽石状の塊ができます。 歯石は歯科医院でしか取ることは出来ません。 中期以降の歯周病の治療は、根気が必要です。


後期
歯周病が進行して、歯周ポケットが深くなると歯を支える歯槽骨が溶け始めます。 ポケットに残留する老廃物から口臭がひどくなったり、歯がぐらついたりします。 最後には歯は抜けてしまいます。
歯科用マイクロスコープ
歯周病菌が増える原因
歯垢(プラーク)
歯垢が細菌の餌となり、細菌が増殖し、同時に歯周病を引きこす毒素を出していきます。
この毒素が歯茎まで感染すると、歯茎は出血したり、腫れたり、膿が出るようになったりします。さらに感染が進むと、毒素が歯を支える骨を溶かしてしまいます。歯を支える骨がだんだん溶けていくと、歯はぐらぐらするようになり、あまりにも進みすぎてしまうと歯は自然に抜けてしまいます。

喫煙
喫煙によって歯茎の中の血管が収縮することで、歯周病原性細菌に感染した歯肉の治りが悪くなり、歯周病が進行しやすくなります。